スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    パソコン遍歴

    先日、母にiPadを買ってあげた。

    実はメールをやりたいと言い出したのです。
    両膝に人工関節を入れる程の老齢であるから携帯はあっても、メールをやったことがないし、パソコンなんて触れた事もない母なのです。おまけに趣味で始めたカラオケ、曲をダウンロードしたいとも。
    生来、進取の気性のせいか新しい事にチャレンジしたいのだろう。その気持ち、大したものだと感心もするのです。

    さっそく、使い始めたiPad。字は大きくなるし、マン・インターフェースに優れたアップルだからこそ、年寄り向きなのだろう。嬉々として触っています。ボケ防止に良いかも知れぬと横目で見ているんです(苦笑)

    しかし、この光景を見ながら思ってしまうのは、私のパソコン遍歴。
    よく、ここまで進化したものだと。こんな年寄りでも使えてしまうなんて・・・
    技術の進歩を体現しながらのパソコン遍歴は記録に残す価値ありでしょう。

    今夜は私のパソコン物語でもお話しましょうか。
    ただ、細部が思い出せない(汗)思い違いがあるかも知れませんがご容赦を。


    ≪パソコンの黎明期≫

    ワンボードマイコン・キットが1976年に東芝やNEC(日本電気)から売り出されたのが最初。当時、私はその存在は全く知らず、技術者や一部のマニアで盛り上がっていたようです。そう、「パソコン」なんて言葉は無かったのですね。マイクロコンピュータいわゆる「マイコン」が巷に出回り出した時代なのです。


    ≪8ビットパソコン群雄割拠の時代≫

    そんな中、8ビットパソコンが売り出され、群雄割拠の時代に突入してくるのです。時代は「マイコン」「ポケコン」から「パーソナルコンピュータ(パソコン)」と呼び変えられてきます。
    電源を入れると簡易言語のBASICが起動する(立ち上がる)BASICマシン。その上でBASICで作られたプログラムが走るわけです。現在のウインドウズ・パソコンはMS-DOSっていうOSが立ち上がってその上でWINDOWSというソフトが動くのと同じ考え方ですね。
    ただ、BASICの場合、プログラム(ソフト)は自分で作るしかありません。売ってないんですから。

    1978年にシャープのMZ-80K、日立のベーシックマスターMB-6880そしてNECのPC-8001が発売され当時は御三家と言われたようです。しかしその後はシャープとNECが人気を二分していました。
    1980年代初頭は高機能な8ビット機が発売されてきました。NECからはPC-8800シリーズ、富士通からはFM-8、FM-7、シャープからはMZシリーズそしてこの3機を「8ビット御三家」と呼んでいました。
    一方でポケット・コンピューター「ポケコン」なるものが発表されたのでした。私が初めてコンピュータに接したのはこのポケコンだったのです。
     

    カシオの『PB-100』 1981年

    pb100.jpg 
    CPU : HD61913A01
    RAM  : 1.3KB(プログラムエリア544ステップ)
    言語 :  BASIC
    外部記憶装置:なし。500バイトの内蔵メモリあり(HDみたいなもの)
    サウンド : BEEP音 なし
    本体価格 : 14,800円


    獣医関係のデータ処理をするのに、当時は関数電卓を使っていたものです。ある日、職場にこのポケット・コンピュータが入ってきたのです。
    横長サイズの電卓といった風情。BASICという簡易プログラム言語が内蔵されていて、簡単な計算式を自前で組み立てることが出来たんですね。条件次第で計算方法を変えるプログラムを作れた時は、新鮮な驚きでしたな。しかし、メモリが余りにも小さかったので複雑な事は難しい。あくまで関数電卓の延長といった思いで使っておりました。まあ、BASICが使える関数電卓といった位置づけでしたが、これでもコンピュータ、身近になったんですね。
    当時のPB-100ファンとしては、映画「ゴーストバスターズ」にPB-100が登場していた、という話題を逃すわけにはいかないでしょう。確認してみて下さい。3人組みのうち、機械の制作を担当していた人間の胸のところにポケットコンピューターがついていますよ。

    BASICのプログラムに触れた私は「パソコン」でコンピュータを実感したいと思い始め、清水の舞台から飛び降りたのです(笑)

    富士通の『FM-8』 1982年

    fm8.jpg 
    CPU : メイン68A09 サブ6809
    RAM  : 64KB
    外部記憶装置:カセットテープ、バブルカセットメモリ、FDD(5インチ・8インチ) 、
    グラフィック : 640*200ドット*8色
    サウンド : BEEP音
    言語 : F-BASIC
    備考 : 漢字ROMをオプションで用意されていた
    本体価格:218,000円


    つまり、BASICプログラムがないと全く動かない、ただの箱なんですね。もちろん、そんなプログラムは市販されていませんから全て自前で作ったんですよ、勉強してね。この『FM-8』はそんな先駆けのパソコンでした。プライベートで手にした初めてのパソコンでもあります。前年に発売されていたんですが、型落ちになり安価になってから購入しました。なにしろ21万円ほどの高額だったんですから手が出るはずもなかったのですよ。

    『FM-8』は初期8ビットマシンでも飛びっきりの高性能でした。

    さすが技術の「富士通」。

    白黒の時代にたった8色だが初めてカラー表示出来たのです。さらに、文字に漢字が使えるようになったのも画期的でしたな。それまではアスキー文字といってアルファベットにカタカナや記号しか表示できなかったのです。カラーで仕上げた漢字入りのグラフ、その美しさは多くの方から称賛して頂いたのを覚えています。今から考えられない事ですよね。

    パソコンに触れるのが面白い時期でした。「Oh!FM」っていう雑誌が愛読書で、掲載されたゲームプログラムを手入力して遊んだものです。このマシンは結構長い期間使いました。パソコン通信なんてものも始めた時代でしたね。しかし、本体メモリは64kBで自由に使えるユーザーメモリは確か24kBぐらいしかなかったと思います。だからワープロなんてまだパソコンでは無理でした。

    プログラムやデータの出し入れはカセットテープに音声として記憶させてました。しかし夏場の暑さで磁気テープが伸びてしまい、エラーがよく出たもんです。これには閉口させられましたな(苦笑)。当然、プログラムはボツですわ(汗)。現在の外部記憶装置のUSBにはもちろんこんな事は起こりませんね。

    さて、カセットテープで「ダウンロード」や「セーブ」をチンタラやってたある日の事、5インチのFD(フロッピーディスク)がやって来ました。これが、凄かったー!プログラムを読み書きした時の、あの感動は今でも忘れられません。 その速さは鈍行の各駅列車と新幹線「ひかり号」ほどの差。それも間違い知らず!技術の革新を体感しましたわ。

    エプソンのハンドヘルド・コンピュータ『HC-20』  1983年

    HC-20-2.jpg 
    CPU : HD6301
    言語 : BASIC
    RAM: 32KB
    記憶装置:  マイクロカセットテープレコーダー
    グラフィック : 120*32ドット
    サウンド  -
    備考  マイクロプリンタ内臓
    本体価格 138,600円


    職場でよく使ってたハンドヘルドコンピューター で、コンパクトな本体にプリンタとマイクロカセットテープレコーダーがセットできました。そういえば当時「Oh!HC」なんて月刊誌もありました。この頃社名を信州精器からエプソンに変更しております。
    現在、「ノートパソコン」って呼ばれておりますが、その前は「ラップトップ・パソコン」さらにその前が「ポータブルコンピュータ」、そしてこの「ハンドヘルド・コンピュータ」なんですね。小型パソコンです。
    外出先に持ちだし仕事で使っておりました。現在のノートパソコンと同じ使い方ですね。当時は大動物関係に携わっていて、乳牛の給与飼料計算とかを現場でやってたのです。ただし、ソフトはもちろん私がBASICで書いたプログラムでしたが。
    このマシンの良さは、外部記憶装置にマイクロカセットテープが内蔵されていた点です。それまでは音楽用のカセットテープを外部記憶装置として使っておりました。内蔵になってからはカセットデッキを持ち歩かなくてもよいので非常に助かりました。


    ≪16ビットパソコン・黎明期とMS-DOSへの移行 ≫

    エプソンの『PC-286V-H20』  1987年

    IMG_0042_convert_20111224223800.jpg 
    CPU : 80286/10MHz
    OS : MS-DOS4.2
    言語 :BASIC
    RAM: 640KB
    VRAM : 256KB
    FDD:  5インチ2HD*2ドライブ
    HDD:  オプション(STD)/20MB(H20)
    グラフィック:  640*400ドット*4096色中16色
    グラフィック:  BEEP音
    本体価格 STD 298,000円  H20 443,000円

    この頃は8ビットパソコンから16ビットへ移行しNECの98シリーズが市場を独占しつつありました。しかし私はNECの営業戦略に反発がありまして意地でもNECには触れまいと。
    そうした中、エプソンがNECの98互換機を独自開発しそのビジネスにかける執念が凝縮したパソコン、それがPC-286Vだったんでんですね。
    NECとエプソンの間で訴訟があったり、NECがソフト会社にエプソンの互換機では動作しないガードを掛けるように強要したり。結局和解し、98シリーズ用ソフトはもちろん動作するようになって、Basicで作成した自前のプログラムも使えました。
    特筆は、内蔵HD(ハードディスク) です。テープからFDに切り変わった時ほどの感動は無かったですが、その速さには少なからず驚きましたね。実務でもっとも長く使用したパソコンです。また、アップルのマックに対抗してWINDOWS 2.0が初めて世に出ましたが、全く使い物にはならなかったのを覚えております。



    ≪32ビットパソコン・Windowsの時代≫

    NECの『PC-9821MULT』  1992年

    98Multi.jpg 
    CPU: 386SX/20MHz
    OS : MS-DOS5.0とMS-Windows3.0
    RAM :1.6MB(S1)/3.6MB(S2)
    VRAM : 512KB
    FDD:  3.5インチ2HD*2ドライブ
    HDD:  オプション(S1)/40MB(S2)
    グラフィック:  640*480ドット*1677万色中256色
    サウンド:  FM音源6重和音+リズム音源6重和音+SSG3重和音+PCM
    本体価格: S1 318,000円  S2 438,000円


    さらに世の中は32ビット時代に突入。CD-ROM搭載 のマルチメディアパソコンです。音や動画が楽しめるパソコンが欲しくなり遊び用に導入しました。さすがにNECを拒絶するわけにもいかない情勢でしたので、仕方なく購入。
    ここで「PC-9821」の称号が初めて使用され,後のCanBeシリーズ へと発展していったんです。640×480ドットのVGAモードとフルカラーがサポートされるようになり、MS-Windowsがやっと使えるかな?程度になりました。いずれにしても1997年秋のNX発売まで続くPC-9821シリーズのご先祖様です。


    COMPAQの『Presario 9542』  1997年

    コンパック プレサリオ 
    CPU: Pentium 100MHz
    OS: MS-DOS6.2とWindows3.1
    RAM :標準8.0MB 最大136.0MB 
    VRAM:2MB
    HDD: 840MB
    CD-ROM速度 4.0倍速
    グラフィック: 1,280×1,024/256色、1,024×768/65,536色、800×600/1,670万色、640×480/1,670万色
    サウンド : 16bitステレオサウンド(サウンドブラスタ互換)
    PC分類 タワー型パソコン
    OS分類 DOS/V
    本体価格:???う~ん忘れました。


    このパソコンはどういうわけかあまり覚えておりません。98マルチの後継機として購入したのですが、お遊び用に使っていたので余り想入れがなかったように思います。誰かに譲りました。

    SOTECの『PC STATION V4160』  2002年

    SOTEC v4160cl5 
    CPU: Pentium 4 1.6GHz
    OS: Windows XP Home Edition
    RAM : [標準容量] 256MB [最大容量] 1GB
    VRAM: SDRAM 32MB  
    HDD: 80G
    外部記憶装置:CD-RW/DVD-ROM一体型
    USB: 4
    グラフィック:ATI RADEON VE(AGP 4×) 2048×1536(1,677万色) 
    サウンド :Intel 845  
    本体価格: 159,800円

    動物病院の開院時に量販店から導入したパソコンです。評判が悪いメーカーだったのですが店員の口車に乗せられ買ってしまいました。案の定、1年も立たないうちにHDがクラッシュ!もちろんデータはアウト!機械は補修してもらいましたが大事なデータは戻りませんでした。それからは外付けHDにバックアップを取りながらの使用。バックアップの大事さに思い知らされたパソコンでした。


    DELLの『Inspiron 2200』  2005年

    DELL Inspiron 2200 
    CPU: Celeron M 350(1.3GHz)
    OS: Windows XP Home Edition SP2
    RAM :256MB 
    ハードディスク 30GB
    ドライブ DVD-ROM
    USB2.0 ×3
    グラフィック: チップセット(i910GML) 
    内蔵モデム/LANポート
    液晶 14.1型(1024×768)
    通販価格 81,900円

    初めてのノートパソコン、バックアップ用に導入しました。今でも現役で利用しています。価格がとにかく安かったのでコストパフォーマンスが優れていたのですね。ただ、今の動画やソフトを動かすには荷が重いようでとたんに亀の鈍さになるんですわ。

    FRONTIERの『FRS504/21A』  2008年

    IMG_0217_convert_20111225122700.jpg 
    CPU:インテル(R) Core(TM)2 Quad プロセッサー Q8200(2.33GHz / 4MB)
    OS:Windows Vista Home Premium with SP1
    RAM : 4GB(2GB x2) デュアルチャネルDDR2-SDRAMメモリ
    VRAM: 1550MB(最大) 
    HDD:500GB
    DVDスーパーマルチドライブ
    マルチカードリーダー(ケース内蔵)
    21.5型ワイド光沢液晶(1920x1080 Full H
    グラフィック: 1920x1080(1670万色) 
    サウンド :ハイディフィニション・オーディオ対応 オンボードサウンド機能 (ALC662 
    本体価格:79,800円

    そして、性悪のソーテックを廃棄し導入したマシン。なんとCPUが2つあって仕事を割り振るのでやたらスピードがあるのです。現仕事場でのメイン・マシンですね。私のストレスは初めて皆無となりました。ヤマダ電気オリジナルで山口県のメーカーが作製とのこと。

    富士通の『FMV BIBLO NF/G70』  2010年

    npfubd-nfg70001_convert_20111225122553.jpg 
    CPU: Core i5 430M/2.26GHz(512KB)
    OS:Windows 7 Home Premium
    RAM :4GB 
    VRAM:最大1305MB  
    HDD容量:500GB
    Blu-ray Discドライブ
    グラフィック: 1366×768 ドット 1677万色
    液晶サイズ:15.6インチ
    内蔵無線LAN
    本体価格 93,500円

     
    現在進行形の3台目マシンで、自宅専用です。このブログもこれで更新しています。 Twitterを始めたのをきっかけに、Skype、 TwitCasting、 Ustreamをやりたくて買ったハイ・スペック・ノートパソコンなのです。とうとう、28年かけて『富士通』に戻ってきました。8ビットパソコン『FM-8』の面影や欠片は全く有りませんが、なにか感慨深いですね。

    スマートフォン(Pocket PC) 

    _C254251.jpg 


    さて時代はスマートフォン、携帯用パソコンといえるでしょう。

    世間では携帯電話でメールをやり取りしていますが、ところが私にはこれが難しいのです。PCのキーボードに慣れているので50音のキー配列、さらに連打ちによる文字選択・変換を受け入れる事が出来ないのです。ところがスマートフォン、いいじゃないですか。小さいがパソコンと同じ!これでメールはリアルタイムでやりとりできます。
    最初はイーモバイルのイーモンスター。これはウィンドウズ・モバイルですね。しかし一旦アイフォンを手にするとその使い勝手は雲泥の差!すぐに持ち替え、3GSから今は最新機種の4S。

    30年前のパソコンが今や片手に収まり、その能力は500~1000倍。凄い時代になりましたな。

    スタンリー・キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙船内コンピュータ『HAL』、人間を裏切る知能マシンを覚えてます?こんな時代が来るのだろうかと訝っていましたが、まさに現実化しつつありますなあ。


    私のパソコン歴もこう書いてみると、日本のコンピュータの歴史とダブります。今回記事にはしませんでしたが、パソコン通信もよちよち歩きから時代時代に合わせ、一つ一つ階段を昇って来ました。今は驚異のネット時代ではありますが、何か遠い昔を想いだします。二つのパソコンをRS232Cでケーブル接続し、BASICで"ABC”と送信して「届いた、届いた」って喜んでいた頃が懐かしい。

    私も若かったなあ・・・




    コメントの投稿

    非公開コメント

    月齢
    目次

    openclose

    プロフィール

    香川秀夫

    Author:香川秀夫
    【年齢】 ウーン、若いつもり・・・
    【性別】 男
    【誕生日】 桜咲く頃
    【趣味・興味】
    テナーサックスを少々、最近はアルトも。
     『長屋ほーんず』に所属
      (サックスだけのビッグバンド)
    音楽(ジャズ・スウィング系)
    古代史(とくに古事記以前)
    読書・映画鑑賞(アクション・SF)
    写真(風景、神社etc)
    天文・ウォーキング
    【嗜好品】
    酒(バーボン・芋焼酎)・珈琲
    パイプスモーキング、
      しかし今や禁煙歴6年
    【Twitter】
    一般日常: @munapipe
    動物関連: @munavet
    古代関連: @munauetufumi

    カレンダー
    06 | 2017/07 | 08
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 31 - - - - -
    最新記事
    最近のコメント
    データ取得中...
    月別アーカイブ
    最新トラックバック
    リンク
    カウンター
    通知
    track feed リンク通知(トラックフィード)
    私の本棚
    TripAdvisor(旅の口コミ&ランキング)
    お勧めブログに掲載されました(右下)
    山口 旅行情報
    山口 旅行情報
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。