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    名曲はいいね~♪其の14  『These Foolish Things』  『What Is This Thing Called Love』

    今夜は久しぶりのスタンダード曲です、ほんと久しぶりです。
    ずっとライブなんかで忙しかったから。他にも公私、いろいろと。

    ジャズのスタンダード曲というとクラッシック程ではないのですが、
    その作曲は古く、大方は1920~1950年代です。ヒットした当時の演奏は録音状態が悪く聴きづらいかも知れません。しかし、そこにある音楽性・スピリッツは今でも通用するものばかりなんです。今夜はそういう曲を2曲お届けしましょう。

    まず、最初は

    『These Foolish Things』 1935年

    イギリス製。BBC放送の番組用に書かれた曲で、翌年ロンドンで上演されたミュージカルで歌われました。そしてアメリカへ渡り、ビーリー・ホリディが歌うテディ・ウィルソン楽団のレコードがヒットしたのです。

    本曲は絵に描いたような失恋バラードでして、メロディは美しいが起伏の少ない大人しい曲なのです。
    「口紅の付いた煙草の吸い殻、飛行機のチケット・・・・こんなつまらない物が別れたあなたを想い出させる」という泣きも喚きもしない、これまた淡々とした歌詞とよく合ってジーンとくるものがあるんです。
    しかし、このヒットしたアルバムではテディ・ウィルソンのピアノが楽しくジャンプさせています。サラッとしていて却って楽しげですよ。


    さぁて、次は大御所に登場して頂きましょう。

    ところで先日の10周年記念ライブも無事終了し、評判もそこそこありましたし、少しやりきった感がありましてね。そこで気分も新たに楽器を持ち替えることにしたんですよ。

    「ん? 何に?」

    「それはね、テナーサックスからアルトサックスに。パートもボントロからペットへ」

    ボントロはトロンボーン、ペットはトランペットの意味ですよ。うちのバンドはオールサックスだからこんな芸当ができるのです。

    で、サックス始めた頃のアルトはまだ持っていますが、この際少しイイ奴を探しているんですね。「セルマーのスーパーアクション・シリーズ1」っていうチョイ・ヴィンテージですわ。まだ手に入れてませんがね。

    っと、話を戻しますが、このアルトサックスの巨匠、モダンジャズの先駆け、チャーリー・パーカーの演奏をお聴きたいだきます。前触れが長くてすみません(汗)

    『 What Is This Thing Called Love(恋とはなんでしょう)』 1929年

    コール・ポーターの作で、1950年9月16日の録音。録音状態は先程より少しましですね。」アルバム「チャーリー・パーカー・ウィズ・ストリングス」から。ストリングスとの競演盤には当時ファンの間でも賛否両論がありましたが、逆にこの種のセッションではさらに卓越したインプロヴィゼーションが聴かれるのは興味深くて面白いんですね。

    そうだ、まだ曲の説明をしていませんね。

    「恋とはいったいどんな物なのかしら、このミステリーを解き明かしてくれるのは誰かしら」という内容。コード進行も面白くて多くのミュージシャンに取り上げられ、テンポも自由に演奏されています。テーマを数小節吹いただけで聴衆から拍手を浴びるパーカーのアルトはアドリブで本領を発揮するんですね。凄い!
    パーカーの場合、スタンダード曲はいつのまにかオリジナルに変身するようですわ。

    では、また。



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    参考図書
    「ジャズの歴史物語」油井正一著(スイング・ジャーナル社 1972)
    「ジャズランド ’76 8月特大号」(海潮社 1976)
    「名演!Jazz Standards」FM東京セレクト・ジャズ・ワークショップ制作グループ&日本たばこ産業株式会社アド企画室編集(講談社 1989)
    「ジャズ批評 No.108 特集スタンダード・ナンバー」(ジャズ批評社 2001)

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    テーマ : JAZZ
    ジャンル : 音楽

    名曲はいいね~♪其の13  『The Man I Love』

    今夜は久しぶりに名曲・名演を聴きたくなりました。

    『The Man I Love』

      ジョージ・ガーシュイン作曲(1924年)のバラードですが、今や大スタンダードのこの曲も、それまでには紆余曲折があったらしいのです。

      ミュージカル「レディ・ビー・グッド」のための曲で本公演前に地味すぎると、没。その年のコンサートでは『ザ・ガール・アイ・ラヴ』として唄われましたが、全くウケなかったらしい。27年にはミュージカル「ストライク・アップ・ザ・バンド」で歌われたが、これもウケなかったのですよ。翌年の28年、ミュージカル「ロザリー」でもカットされたとか。
      仕方なく、イギリスのマウントバッテン卿にガーシュインから楽譜が送られ、そこのバークリ・スクエア楽団で演奏されて、はじめて火がつき始めたのです。インストの演奏からなんですね。そしてアメリカに逆輸入され、大ヒットし、ガーシュイン兄弟の最高傑作と呼ばれるようになりました。苦節何年という代物ですね。

      歌の内容は、独り者の女が未だ見ぬ恋人の事を想う夢見心地の歌、
    「私の愛する人はいつか現れる。それは日曜日、それとも月曜、火曜かしら」
    客観的に見ていつ現れるともしれぬ「彼氏」を空しく待つ哀れな女のブルーな曲と言う事でしょうか。

    ビリー・ホリデイをはじめ、エラ、サラ、カーメンそしてダイナ・ショアがそれぞれ個性的に歌っていますが、これほどのバリエーションはこの曲の奥深さの所以でしょうね。インストでは”喧嘩セッション”で有名なマイルスのは、一度は聴いておくべき決定的演奏だと思いますよ。しかし、今日は、アップテンポで演奏したアート・ペッパーでどうぞ!



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    参考図書
    「ジャズの歴史物語」油井正一著(スイング・ジャーナル社 1972)
    「ジャズランド ’76 8月特大号」(海潮社 1976)
    「名演!Jazz Standards」FM東京セレクト・ジャズ・ワークショップ制作グループ&日本たばこ産業株式会社アド企画室編集(講談社 1989)
    「ジャズ批評 No.108 特集スタンダード・ナンバー」(ジャズ批評社 2001)




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    名曲はいいね~♪其の12  『Night And Day(夜も昼も)』  

    久しぶりにジャズ・スタンダードです。

       今夜は 『Night And Day(夜も昼も)』
     

    この曲を初めて聴いたのはたしか映画でフレッド・アステアが唄っていたような・・・

      作曲・作詞は言わずと知れたコール・ポーター1932年の作。『Begin The Beguine』同様にモロッコの民族リズムからインスピレーションを受け、リッツ・カールトン・ホテルで曲を書き、翌日ニューポートの浜辺で詩を綴ったと言います。
      当時はすべての楽団リーダーから絶賛されたらしいが、歴史的に見てもポーターらしさの出た最高傑作だと思える曲ですね。歌詞は題名のとおり、「夜も昼もあなたを愛す」という、情熱的ですがストレートな内容です。まあ、寝ても覚めても、っていう奴ですわ。 

       名曲だけあって、歌はビング・クロスビー、ジョー・スタッフォード、アニタ・オデイ、とりわけフランク・シナトラですね。さらに、セルジオ・メンデスのボサノバまであります。インスト・バージョンはアート・テータムとヴェン・ウェブスターの双頭バンド、パーカー、ペッパー、ロリンズなどどれが名演か迷ってしまうほど。
       演奏する側から言うと、五度(コードの五つ目の音階)の音からテーマが始まるのです。これは『アイ・ラブ・ユー』や『ソー・イン・ラブ』などに共通のポーター独特の作風なんですね。

    さて、今夜はクールの代表お二人にお願いしましょうか。私のアイドル、スタン・ゲッツのテナーとビル・エヴァンスのピアノです。アルバム『Stan Getz & Bill Evans』から、イージーリスニング風の巨匠達です。
     
    (申し訳ありませんが、クリックしてYouTubeでね)
    Stan Getz (ts)
    Bill Evans (p)
    Ron Carter (b)
    Elvin Jones (ds)
    1964年5月5,6日録音


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    参考図書
    「ジャズの歴史物語」油井正一著(スイング・ジャーナル社 1972)
    「ジャズランド ’76 8月特大号」(海潮社 1976)
    「名演!Jazz Standards」FM東京セレクト・ジャズ・ワークショップ制作グループ&日本たばこ産業株式会社アド企画室編集(講談社 1989)
    「ジャズ批評 No.108 特集スタンダード・ナンバー」(ジャズ批評社 2001)


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    名曲はいいね~♪其の11 『I Can't Get Started(言い出しかねて)』  

    ただいま~、バンド練習から帰ってきたところです。頭の中はビッグバンドの曲が鳴り響いておりますが、切り替えて名曲をお届けしましょうね。

    さあて、今夜は大好きなテナーサックス・プレイヤーの一人、レスター・ヤングでお聴き戴きましょう。

    『I Can't Get Started(言い出しかねて)』 (1935年作曲)

    レスター・ヤング:テナーサックス
    オスカー・ピーターソン:ピアノ
    J.C.ハード:ドラムス
    レイ・ブラウン:ベース
    バニー・ケッセル:ギター

     この曲、「言い出しかねて」という邦題がまかり通っていますが、これは間違いだという評論家もいるのですね。歌詞は
     「スペインの革命を鎮め、北極を地図に載せ、ゴルフはアンダー・パー、大統領からも相談を持ちかけられ、見世物になるような大邸宅を持ち、飛行機で世界を飛び回り、暴落前にいち早く株を売り、皇帝も女王も皆友達というスーパーマンのおれだが、そんなオレなのにあなただけはものに出来ない」と嘆く。これだけの豪傑だから、口説き文句は規模も量も世界最高級だろう。とても「言い出しかねて」いるのではない。滅茶苦茶言い倒しているのである。それでも落ちない。どうでしょう?

     誇大妄想狂の世迷い事ののような歌詞ですが、ところがメロディは死ぬほど美しいですよね。アニタ・オディの歌も名演ですが、私はあくまでインストで。

     このアルバムいいですねえ。78回転SP盤ですよ。ブチブチ、バチバチ音がなんとも味があるじゃないですか。古き良きジャズを感じますなあ。

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    参考図書
    「ジャズの歴史物語」油井正一著(スイング・ジャーナル社 1972)
    「ジャズランド ’76 8月特大号」(海潮社 1976)
    「名演!Jazz Standards」FM東京セレクト・ジャズ・ワークショップ制作グループ&日本たばこ産業株式会社アド企画室編集(講談社 1989)
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    名曲はいいね~♪其の10 『Love For Sale』  『How High The Moon』

     さあ、第10夜に突入ですね。名曲は湧くほどにいくらでも出て来ますよ。

    今夜の最初は 云わずと知れた

    『Love For Sale』(1930年)

    デクスター・ゴードンの演奏でお聴き下さい。
    (申し訳ありませんが、クリックしてYouTubeでね)


      ストレートなタイトルから分かりますように、余りと云えば余りですな。これは娼婦と云うか、売春と云うか、その事を歌った曲。女性シンガーがよく歌うものだ、とビックリですが、やはり当時は放送禁止になったとか。
      コール・ポーターの作だが、ヨーロッパで自由な暮らし、それこそ男女ともに深いつき合いをした彼だからこそ出来た曲かも知れない。歌手にとってはこの歌をどう表現するのか、難しいところですね。
      インストでもっとも有名なのは『SOMETHIN'ELSE』のマイルス&キャノンボールでしょう。これは歴史的お名演だが、今回は野太い男で聴いて下さい。アルバム『GO』(1962)のデクスター・ゴードン。ソニー・クラーク・トリオと一緒に吹きこんアルバムです。ラテンリズムのアップテンポですが、ウン、昔のようなゴリゴリ感はないですね。やはり、インストの演奏で聞く曲かな? 

    引き続きまして、今夜の2曲目は

    How High The Moon』(1940年)


       「月がとっても高いから」という単純な愛の歌で、従って歌手といえども歌詞をしみじみ聴かせると云ったような歌い方はしないのです。どちらかというと軽快に唄われるんですな。インストも同じです。
       今夜はのバド・パウエル、のチャーリー・パーカーと呼ばれる方で、ジャズピアノ・スタイルの一つを創り上げた人物。このアルバムは『BUD POWELL IN PARIS』(1963)。一時期の華麗なテクニックを連発するわけではありませんが、一音一音の存在感は流石ですね。名人・巨人の類だね。

    今夜の曲は少し賑やかでした? では、また。

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    参考図書
    「ジャズの歴史物語」油井正一著(スイング・ジャーナル社 1972)
    「ジャズランド ’76 8月特大号」(海潮社 1976)
    「名演!Jazz Standards」FM東京セレクト・ジャズ・ワークショップ制作グループ&日本たばこ産業株式会社アド企画室編集(講談社 1989)
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    プロフィール

    香川秀夫

    Author:香川秀夫
    【年齢】 ウーン、若いつもり・・・
    【性別】 男
    【誕生日】 桜咲く頃
    【趣味・興味】
    テナーサックスを少々、最近はアルトも。
     『長屋ほーんず』に所属
      (サックスだけのビッグバンド)
    音楽(ジャズ・スウィング系)
    古代史(とくに古事記以前)
    読書・映画鑑賞(アクション・SF)
    写真(風景、神社etc)
    天文・ウォーキング
    【嗜好品】
    酒(バーボン・芋焼酎)・珈琲
    パイプスモーキング、
      しかし今や禁煙歴6年
    【Twitter】
    一般日常: @munapipe
    動物関連: @munavet
    古代関連: @munauetufumi

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